貴方の南瓜

新人メディカルソーシャルワーカーKabochanによる紳士的なブログ

別病院に研修にいったら色々次元が違った

 

上司恐怖症に陥った僕のことを見かねて部長が研修の予定を組んでくれた。

 

建前は、「上司が忙しくて全く業務等教える時間がない」という理由だった。僕の口からはっきりと上司が怖い、きついということを言っていたので、十中八九そこが理由だとは思う。

実際に、僕はMSWとはなんたるやという所から業務、果てには自分の職種についても何も知らなかったのだ。上司が1〜10まで全て教えるべきだという受け身な姿勢では成長しないだろうなとも思う。ただ、積極的に教えをこうにしても、その相手に恐怖心を抱いていては元も子もない。

もちろん、自分自身の努力不足もある。仕事から早く帰っても疲れてぼーっと過ごす日々だったし、仕事に対する意識も低い。

 

そのような事情があり、僕は今週、二日間職場を抜けて二つの病院(同系列)に研修におもむいた。

 

 

結果から言うと、得るものしかなかった。

 

1日目は、うちの部長と副院長の元部下だというKさんという部長に直接講義をしてもらう。

介護保険の成り立ち、ケースの事例を用いた退院支援の話。研修先病院の成り立ちや機能、役割。

そういった基礎的な部分の、1:1の講義だった。自分一人だけに対しての研修で、非常に申し訳なくなるほど豪華な内容。

それはほんの一部分で、上司との関係性について相談というか、話を聞いてもらった。

一番驚いた言葉は、「その上司の人を否定するわけではないけど、うちやったらすぐにやめてもらう」というもの。これにはびっくりした。

爽快で、胸のつっかえが取れるような気がした。これまでは、自分が悪いのではないかという気すらしていたものが綺麗に吹き飛んだのだ。

環境のせいにしても良いと言う、自分の中の新しい考え方だった。どうしてもだめになったらやめたらいい。もしくは転職すればいい。今度は女の上司ではなく、男の上司がいるところに。

その言葉を聞くだけでも研修に行った価値はあったと思う。

 

また、これまた驚いたのが職場の、地域連携室の雰囲気がちょべりぐだった。和気藹々とした雰囲気で、部長はあほなことを行って場を和ませ、部下からの報告はまるで垣根なし。

シンプルに羨ましい。こんな職場もあるのだと。色々な意味でカルチャーショックだった。

休憩時間(なんだかんだで実質2時間くらいあった)は地域連携室に置いてもらっていたのだが、環境の違いに口が開きっぱなしだったと思う。

転職する際は絶対に同僚がいて、男の上司がいる職場にしようと心に決めた。

 

 

あと、その研修先の部長が医療ソーシャルワーカーになった理由が、「介護も夜勤も嫌やし、メディカルソーシャルワーカーっていう名前の響きかっこいいから」というかなり適当な理由だったのにかなり共感した。というか、ほとんど同じだった。

医療従事者になる自覚もクソも、まるで醸成しないまま入職したのだ。そりゃあ色々苦労は多いよなあと。

 

それくらい適当な理由でもメディカルソーシャルワーカーしていいんだという気持ちもあり、どれだけ努力したんだろうと怖くもなる。

環境のせいにするのは簡単だけれども、自分自身を高めるのはあくまで自分であると思う。たとえ自分に医療ソーシャルワーカーとしてのポテンシャルがあったとして、生かすも殺すもやはり自分次第だということ。

 

 

 

 

 

ひょえ〜〜〜〜〜〜〜〜

 

Kabochan.